LINEやDMで友達や推しと“会話”できる「世界線」で、創価の人と直接会う意味って何?

キラキラ女子×おしゃれなBag。その中には・・・

海外セレブの持ち物を紹介している動画「What’s in my bag」。
おしゃれなBagには、その人がモチベーションを上げるためのグッズがたくさん入っています。
例えば、あるモデルはクリスタルやいろんな種類のアロマ、また、あるハリウッド女優はタロットカード。多くの人の憧れである彼女たちにも、ポジティブなマインドを保つための方法があるようです。

同じように、学生の皆さんにも、推しのグッズや、好きな物を集めたりして、気持ちを上げることはありませんか。学生時代の私は、ありました。
でも……悩みや自分自身の課題が全て消えることはなくて。
気付いたら、また悩みに覆われて落ち込んだり、いろんなことがきっかけで元気になったりを繰り返していたように思います。
「分かる~」と頷いてくれる学生の皆さんもいらっしゃるのではないでしょうか。

「私って、最高!」になる秘訣

学生時代は、進路や人生、自分自身のことに悩み、揺れ動く時期です。他人と比べてしまうことも多くあります。友達が落ち込んでいると、「自信を持って! あなたはこんなに素晴らしい!」と心から言えるのに、自分のこととなると、途端に「私なんてダメだ」と卑下してしまう・・・・・・。

「自分の尊さ」を感じるのは、簡単じゃないと思います。それでも、ありのままの自分を受け止め、「私って、最高!」と認められるようになる。そのためには、気持ちを上げるグッズを持つのも一つの手ですが、それ以上に、自分の心を磨き、強くしていくことが大切だと思います。

池田先生はかつて、

「幸福というものは、自分の外にあるのではありません。自分の生命のなかにある。私たちの胸中に幸福のダイヤモンドが、幸福の大宮殿があるんです。だから、何があっても、信心を根本に自分の生命を磨いていくことです」

と語られました。
自分の心の中に、輝くダイヤモンドがあると思うと、何だか頑張れる気がするのは、私だけでしょうか。

また、池田先生は

「ダイヤモンドは、ダイヤモンドによってしか磨かれないように、人間もまた人間によってしか磨かれないものです」

とも言われています。
人間としての芯を強くし、自分らしく輝いていく。そのための信心であり、創価学会の活動だと思います。

集まって話すとか“普通”じゃないのかもしれないけれど

大学生になり、一人で授業を受け、一人で食事を取る。そんな日常が当たり前になった人も多いと思います。私も、一人でYouTubeを観るのが好きだし、一人でカフェに行くこともすごく好きな時間です。LINEやDMのやりとりで、友達とずっと話せるし、コメントが返ってくれば、推しとも“会話”できる「世界線」。

そんな日常を送る皆さんからすると、集まって近況を話す、お互いの悩みをじっくり聞き合う創価学会の活動って、“普通”じゃないんだと思います。人と会って話すことに緊張したり、「話すことなんてないよ」と思ったりすることもあるかもしれません。
けれど、頻繁でなくてもいい。1か月もしくは2か月に1回、顔を見ながら近況を報告し合ったり、たわいもないことを話したりしたいと、私は考えています。

こうした思いになるのは、私自身が学会の皆さんと会ったり、集まったりすることの重要性を肌身で感じてきたからです。短大入学後に初めて参加した女子学生部の会合は、衝撃でした。初めて聞く同世代の体験、池田先生のさまざまな指導に感動しました。
会合終了後には、先輩が以前、私が話した悩みを覚えていてくれ、「その後、どう?」と聞いてくれました。その時のうれしさと喜びは忘れられません。
その一つ一つに胸を打たれ、心が驚くほど元気になっていました。行く前より、帰り道の方がすがすがしい気持ちになる。創価学会の会合の不思議さです。

悩んでいる人を察知するセンサー?

もちろん今は、オンラインで行う会合もあります。便利な半面、「深い話はしにくい」と多くの人が感じているのではないでしょうか。

対面の会合だと、終了後にいろんな話ができます。私は、あの瞬間が大好きです! 
悩みや葛藤を聞いたり聞いてもらったりする時は、何でも相談できる同志の存在に、感謝で胸がいっぱいになります。

一般的にも、対面のメリットとして、表情や声のトーンなどから相手の状況を理解する、安心感や話しやすい雰囲気をつくることで信頼関係が築かれるといったことがよく聞かれます。こうした意見に納得するとともに、私自身は直接会って話すことで、“互いの悩みや苦しみを和らげ、心を通じ合わせることができる”と感じています。

先輩に悩んでいることを悟られずに帰ろうと思っている時に限って、呼び止められたり、突っ込まれたり。悩んでいる人を察知するセンサーでもついているの?と思わずにはいられません。創価学会の“励ましのネットワーク”は、日本全国、世界中に広がっています。

時に「私に関わらないで」「ほうっておいて」と思うこともあるかもしれませんが、“人間関係の希薄化”といわれる現代にあって、こうしたつながりはとても貴重です。

東京大学大学院の開沼博准教授は、社会学の視点から次のように語られていました。
「私が取材した方の中にも、かつては学会活動から離れていたという方々もいました。そうした人たちを見守り続ける、組織や人間のつながりがあるから、何かのきっかけでまた信仰に戻ってこられる。一部の熱心な人だけで閉じているのではなく、多様な人々に開かれているのが、創価学会の特徴の一つです」と。

これに加えて私は、「学校やバイト先で、出合わなさそうな人と親しくなれるのも創価学会の特徴」と付け加えたいと思います。
多種多様な人が集うからこそ、さまざまな体験や意見を聞き、 “そんな前向きな考えがあったのか!”と気付けることもあるし、自分一人では諦めていたことに目を向けられることもあります。まさに、自分の“世界”を広げることができるのです。

良き友人となっていきたい

日蓮大聖人のお手紙等を集めた「御書」には、「蘭室の友に交わって麻畝の性と成る」(立正安国論、御書新版43ページ・全集31ページ)とあります。香り高い蘭の花がある部屋に入ると、その香りが自然と身に染みていきます。

同じように、信心に励む同志の存在は、よりよく生きていく上で欠かせません。共に祈り、語り、挑戦する中で、信心を深め、成長していくことができます。学生の皆さんが自分らしく生き生きと前進できるよう、まずは私自身が皆さんにとって、蘭室の友(良き友人、良き先輩)となっていきたいと思います。

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