「創価学会はどうなるの?」と友人に聞かれて
2023年11月、池田先生の訃報がニュースで流れ、私のことを心配してくれた学会員ではない友人が連絡をくれた。
以前に創価学会のことを話し、集まりにも参加したことがある友人だ。私がショックを受けているだろうと連絡をくれたのだ。本当にありがたい。
「池田先生がいなくなると創価学会はどうなるの?」
との友人の質問に
「何も心配いらないよ。池田先生がすべてを残してくださっているし、世界中に池田先生の心を受け継ぐ創価学会員がいるから」と、私は答えた。
未来のために
訃報の第一報を、私は創価学会の先輩から電話で聞いた。その後すぐに各種メディアから速報が流れだした。
突然の訃報に悲しみがあふれたが、不思議と創価学会員としての決意が深まるのも感じた。おそらく私以外にも、そういう方は多かったのではないだろうか。
池田先生は2010年5月を最後に、公の場へは基本出席されず、メッセージや執筆活動、写真などを通して、私たちを激励し、見守ることに徹してこられた。
「私を頼るのではなく、君たちが全責任をもって、やる時代である」(『聖教新聞』2010年6月9日付)と、未来のために、すべてを後継に託し、ずっと見守り続けてきてくださったのだ。
世界中からの弔電
池田先生の訃報は国内メディアだけではなく、ロイター、AP、AFP、BBC、ロシア通信、環球時報など外国メディアも速報を打ち、世界各国に伝えられた。
また世界中のリーダーや一級の知性の方々からは続々と弔意が寄せられ、池田先生の世界平和と人類社会への貢献が称えられた。
※「聖教新聞」11月23日付、11月26日付、11月27日付、11月28日付、11月29日付、12月2日付、12月22日付
これまで、池田先生は世界中の識者と「平和」を中心に対談され、編まれた対談集は約80点を数える。また海外の大学・学術機関等での講演は32回に及び、世界への各種提言は40以上となる。24カ国から国家勲章が授与され、世界各地の大学・学術機関から贈られた名誉学術称号は400を超える。
これらは池田先生の生涯におけるご功績の、代表的な一部分だ。
しかしそれ以上に、日本中、世界中の名もなき創価学会員一人ひとりに会われ、激励され、抱きかかえられながら勇気と希望を与えてこられたのだ。私も、私の家族も、その激励を受けた一人である。
世界中からの弔電の一方で、国内の一部SNSやメディア、ライターなどが、ここぞとばかりに創価学会や池田先生への悪意に満ちた言説を垂れ流しているのも目にする。
あたかも自身が情報通であり、すべてを知っているかのように装い、“真実ではないこと”を書く人たちがいるのだ。それの何が面白いのかと冷静に見てしまう。
これからの創価学会
池田先生のご逝去から早くも1カ月以上がたち、1月2日には四十九日法要が行われた。
11月に参列した創価学会葬では、池田先生の生涯をたどる映像が上映され、あふれる涙が止まらなかった。参列した男子部の誰もが決意の表情をしていた。
12月に緊急で開催された「全国男子部幹部会」は、悲哀の雰囲気は微塵もなく、日本全国で奮闘するメンバーの紹介や報告に、共に喜び、また感動し、勢いあふれる決意の会合だった。
妻とも、池田先生との思い出、またこれからの決意を確認し合った。2歳になる息子にも池田先生のことをしっかりと伝えていきたいと思う。
かつて池田先生は綴られた。
私は、戸田先生から、十年間、徹底して、広宣流布の原理を教わった。師匠は原理、弟子は応用だ。
今度は、将来、君たちが私の成したことを土台にして、何十倍も、何百倍も展開し、広宣流布の大道を開いていってほしい。私は、そのための踏み台です。目的は、人類の幸福であり、世界の平和にある。(小説『新・人間革命』第6巻)
これまでも、これからも、私のやることは変わらない。自信満々に、胸を張って、池田先生に教えていただいてきたことを生活の中で実践し、自他ともに幸福な人生を歩んでいけるよう、挑戦を重ねていきたい。
そして、池田先生に喜んでいただけるよう、池田先生がつくってきてくださった土台の上に、 “新しい創価学会”を、皆でつくっていきたい。
2024年の創価学会のテーマは「世界青年学会 開幕の年」。まずはこの一年、世界中の同志と共に、私自身も大きく飛躍していく決意だ。
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【「創価学会はどうなるの?」と友人に聞かれて】
池田先生の訃報をニュースで知った友人からの連絡を受け、感じた思いと決意をつづりました。https://t.co/C2x2FQyguI