清掃活動で地域に"笑顔の花"
創価学会中部男子部は2021年12月より、地域の清掃活動「マイタウンCFS(Clean For Smileの略)」を開始した。
清掃の開催頻度は、月に1回~2回。88の地域で、男子部員やその友人・家族らが、公園や海岸などで精力的にゴミ拾いに励んでいる。
活動にはこれまで約1500人が参加し、「環境に対する意識が変わった」「同世代の仲間と楽しく活動できたので、また参加したい」など、多くの喜びの声が寄せられている。
良き市民として社会に貢献
そもそも、なぜ宗教団体で活動する私たちが、地域に貢献したいとゴミ拾いに取り組むことにしたのか。
創価学会の社会における存在意義や活動理念、行動規範を明示する「社会憲章」には、次のような一文がある。
「各組織はそれぞれの国、または地域の法令を遵守して活動を推進し、良き市民として社会に貢献する」
日本のみならず、世界192カ国・地域に広がる創価学会のメンバーは、現代社会が抱える地球規模の課題と身近なところで向き合いながら、"良き市民"として自主的に地域の繁栄に力を尽くそうと努力している。その貢献が称えられ、多くの国・地域で、社会的に高い評価を受けてきた。
池田大作先生はかつて、核兵器廃絶を目指す科学者の連帯「パグウォッシュ会議」のスワミナサン元会長との語らいで、持続可能な世界に向けた地球市民教育の重要性に言及。
"「地球市民」の条件は、多言語を習得し、世界を飛び回ることというよりも、グローバルな意識を持ちながら、わが郷土、わが地域社会に深く根ざして、自他共の幸福に寄与していくこと"――同会長と池田先生の見解は一致した。
世界各地の創価学会員は、"今の活動が地域や国、ひいては世界の平和を開いていく"と確信しながら、「地球市民」としての歩みを進めているのである。
私たちもまた、その確信を胸に、"自分たちが住む地域のために何かできることはないか"と協議を重ね、清掃活動を始めるに至った。うれしいことに今、多くのメンバーが活動の意義に賛同し、積極的に地域清掃に励んでいる。
清掃活動を通して自身の内面が変わる
清掃活動を開始してから約1年。「マイタウンCFS」の取り組みには、多くの方から感謝と賛同の声が寄せられるようになった。
岐阜県美濃加茂市では、市役所の土木課の方から「共に活動したい」と連絡があり、後日、共に清掃した様子が市のブログに掲載された。また、愛知県名古屋市では、地元の公園愛護団体からオファーがあり、月1回のペースで共に公園を清掃している。
こうした評価は、活動に取り組むメンバーの励みにもなっている。あるメンバーは、これまで心に抱いていた"自分さえよければいい"という「利己」の心が、"誰かのために行動していきたい"という「利他」の思いに変化したと語っていた。
仏法には「依正不二」という法理がある。依報(環境・国土)と正報(衆生・自分自身)が不可分の関係であることを説いたものだ。清掃運動を通して、社会という"外面"を変えることが、自分自身という"内面"を変えることにつながっていく――。こうした心の変革の連鎖は、愛知・岐阜・三重の各県に広がりを見せている。
「Clean For Smile」との名称には、"清掃によって地域に笑顔を広げたい"という思いを込めた。地域を出発点にした善の行動を種子として、"笑顔の花"を社会の隅々に咲き薫らせていくために、これからも私たちは活動を続けていく。
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— soka youth media(公式) (@YouthSoka) November 21, 2022
【清掃活動で地域に〝笑顔の花〟を】
中部男子部が続けてきた清掃活動への思いを
有田男子部長 @aritayasuo がつづっています✨
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